4月第280回例会のご案内

開催日 08.gif 平成27年4月4日(土) 開場 08.gif 17:30
会場 08.gif 千駄ヶ谷区民会館 開会 08.gif 18:00 終了予定21:00
会場整理費 08.gif 500円

※ 夜時間の開催です。
[box title=”発表者と演題” color=”#a9a9a9″](前半)08.gif  栗原 俊明(くりはらとしあき) 氏
 なぜ宮沢清六さんは『風の又三郎』を石の彫刻にしたかったのか?
 1981年3月、花巻市のぎんどろ公園に完成した「風の又三郎群像」は宮沢清六さんからの依頼で制作されたものです。制作に参加した安倍和子、金子健二、寺田栄、そして私の4人は、それまで宮沢賢治についてそれほど関心を持っていませんでした。そのような、美大を出たばかりの何の実績もない私たちが、なぜモニュメント制作に携わることになったのか。そして、なぜ『風の又三郎』だったのか。そのころはまったく考えもしませんでしたが、宮沢賢治について少しずつ知識が増えるにつれ、モニュメント制作に対する清六さんの熱い思いが少しだけ理解できるようになった気がします。制作の経緯を簡単に説明させていただき、宮沢清六さんの業績を再確認したいと思います。そして、皆様からの更なるご教示を賜ればと考えております。
(会員、彫刻家)


平成27年度総会(所要30分)


(後半)08.gif  阿部 弥之(あべのぶゆき) 氏
 宮沢賢治『羅須地人時代』実践とその評価

 花巻農学校を突然に依頼退職して、予てより改築工事をしていた下根子桜の別宅に移り住んで、私塾『羅須地人協会』を立ち上げました。
 1926年4月から1928年8月までの2年4ヶ月間の、ここでの農業実践が農民文学者『宮沢賢治』の評価となっています。
 そこで、この協会で宮沢賢治が何を目指してしていたものか。
 実際に取組んだこととは何だったのか。
 何故、突然、辞めてしまわなければならなかったのか。
 農業実践を中心に、私の、この時代の宮沢賢治評価を発表して、皆さまからの教えをお受け致します。
(会員、宮沢賢治花巻市民の会代表)[/box]

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3月短歌読書会

開催日 08.gif 平成27年3月7日(土) 開場 08.gif 13:00
会場 08.gif 渋谷区千駄ヶ谷区民会館 開会 08.gif 13:30終了予定16:30
 ※和室です。

※ 午後時間の開催です。 [note color=”ffdead”]短歌番号44008.gif 第五日夜「雪融けてひのきは延びぬはがねのそら匂ひいでたる月のたわむれ」からになります。担当は赤田さんです。 [/note]

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2月第279回例会のご案内

開催日 08.gif 平成27年2月7日(土) 開場 08.gif 13:00
会場 08.gif 大妻女子大学千代田校舎本館F棟632室 開会 08.gif 13:30 終了予定16:30
会場整理費 08.gif 500円

※ 午後時間の開催です。
※ 会場は大妻女子大学千代田校舎本館F棟632室です(案内図その2)
[box title=”発表者と演題” color=”#a9a9a9″](前半)08.gif  松行 彬子(まつゆきあきこ) 氏
 「宮澤賢治『マグノリアの木』、『インドラの網』の世界における全包括的な生命プロセスの認識」
 宮沢賢治は、西域異聞三部作として、『マグノリアの木』、『インドラの網』、『雁の童子』を、生前未発表作品として遺した。これらの三部作は、宮沢賢治に関する研究者にとっても、少なくとも大乗仏教の教義に関する認識や理解を必要とするため、作品の解釈をするうえで難解な作品群とされている。本講演では、西域三部作のうち、特に『インドラの網』および『マグノリアの木』を取り上げ、生命プロセス主義に基づく有機体論的システム論の視点から、時空を超えた宮沢賢治の全包括的な世界観の本質的な内容とは何かについて検討する。
(会員、東洋大学現代社会総合研究所客員研究員、嘉悦大学経営経済学部元教授、学術博士)


(後半)08.gif  森 義真(もりよしまさ) 氏
 賢治の啄木意識

 宮澤賢治は、盛岡中学校で11年先輩の石川啄木に直接会うことはなかった。
 一般的に、賢治の文学的出発は明治43年12月に発行された啄木歌集『一握の砂』の影響からくる、「明治44年1月より」の短歌制作から始まった、とされる。
 そうした点だけではなく、啄木にあこがれて盛岡高等農林に入学した保阪嘉内との交友、啄木の親友で恩人でもあった東京本郷森川町の金田一京助宅訪問、啄木の第一号歌碑建立に向けた東京啄木会への入会など、賢治が啄木を意識しての行動がある。
 それらを例示しながら「賢治の啄木意識」はどういったものであったのかについて 論じたい。
(会員、石川啄木記念館館長)[/box]

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1月短歌読書会

開催日 08.gif 平成27年1月10日(土) 開場 08.gif 13:00
会場 08.gif 渋谷区千駄ヶ谷区民会館 開会 08.gif 13:30終了予定16:30
 ※和室です。

※ 午後時間の開催です。 [note color=”ffdead”]短歌番号41808.gif 「霜ばしら砕けておつる岩崖は陰気至極のリパライトタフ」からになります。担当は小田部さんです。 [/note]※なお、平成27(2015)年1月1日よりホームページを更新しました。

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12月第278回例会のご案内

開催日 08.gif 平成26年12月6日(土) 開場 08.gif 13:00
会場 08.gif 渋谷区千駄ヶ谷区民会館 開会 08.gif 13:30 終了予定16:30
会場整理費 08.gif 500円

※ 午後時間の開催です。 [box title=”発表者と演題” color=”#a9a9a9″](前半)08.gif  大竹 智美 氏
 「二七 鳥の遷移」(一九二四、四、廿一、)考
 『春と修羅 第二集』「二七 鳥の遷移」の「その時々の定稿」の生成過程を考察していきたい。
 「二七 鳥の遷移」は、細部にとどまらないテクスト全体の変遷が繰り返される。 推敲過程をたどりながら、どのようにスケッチが変容していくのかを明らかにする。
(会員)


(後半)08.gif  梅田えりか 氏
 『春と修羅』第二集「〔南のはてが〕」考

 『春と修羅』第二集の「〔南のはてが〕」という作品は、教員生活中既に「あらたな仕事をみつける」ことを決意していたことを示す作品として、取り上げられることの多い作品である。が、「アルモン黒(ブラック)」という語を含め、未だ謎の多い作品でもある。第一集の「風景とオルゴール」などとの関連を含め、下書き稿から改めて丁寧に読みなおすことで、僅かながら謎を紐解いてみたい。
(会員、中学校国語科教員 ※本発表は昨年二月に予定されていたものです。)[/box]

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