6月第252回例会のご案内

開催日 08.gif 平成22年6月5日(土)
会場 08.gif  渋谷区千駄ヶ谷区民会館
開場 08.gif 17:30
開会 08.gif 18:00 終了予定21:00
会場整理費 08.gif 500円

※ 夜時間(=夏時間)です。

     演題と発表者
 【前半】  萩原 孝雄 氏  宮沢賢治における近代の超克
 【後半】  古澤 芳樹 氏  「旅人」について―それは「『旅人のはなし』から」から始まった―
  ※「発表概要」は、下の「続を読む:」を参照願います。

「続きを読む:」
【前半】

萩原 孝雄 氏  宮沢賢治における近代の超克
 賢治作品はどのような意味で近代の深刻な問題の超克の可能性を示しているのか
について話します。
 賢治作品と 宮崎アニメにも触れます。両者は 近代の超克という点では似て非な
るものだと思います。
  参考文献等(1―3は難しいかもしれませんが、4―6あたりをちょっと覗いて
おいて下さい)
 1.河上徹太郎他『近代の超克』冨山房
 2.アドルノ、ホルクハイマー『啓蒙の弁証法』岩波文庫
 3.今村仁司『近代性の構造:「企て」から「試み」へ』講談社
 4.チャップリン『モダンタイムズ』(以下のリンク参照
  http://www.youtube.com/watch?v=a0XjRivGfiw&feature=related
  http://www.youtube.com/watch?v=AvNQiF89Pek&feature=related
 5.宮崎駿『となりのトトロ』、『風の谷のナウシカ』、『もののけ姫』、『千と
千尋の神隠し』
 6.宮沢賢治『農民芸術概論綱要』、『春と修羅、序』、『なめとこ山の熊』、『
よだかの星』、『フランドン農学校の豚』、『水仙月の四日』 等

 (ケイス・ウエスタン・リザーブ大学準教授(Associate Profes
sor)。著書に『宮沢賢治―イノセンスの文学』『北米で読み解く近代日本文学
』など。)

【後半】

古澤 芳樹 氏  「旅人」について―それは「『旅人のはなし』か
ら」から始まった―


 賢治が初めて発表した散文作品の主題が、その後のどのような賢治作品と、どの
ような思いいれをもって、どのように繋がっているか、具体例を挙げて探ってみよ
うと思います。
 一番わかりやすい例として「チュウリップの幻術」という作品をとりあげてお話
しするつもりですので、「『旅人のはなし』から」や〔若い研師〕、〔研師と園丁
〕などの関連諸作品とともに「チュウリップの幻術」を今一度ご一読の上、ご参加
頂ければ、お話ししやすくなりますので、よろしくお願い致します。
 (宮沢賢治研究会会員)

Posted by 外山正

コメントを残す