6月329回例会のご案内

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※ 発表者二人とも、会場での対面方式の発表になります。リモート配信もあります。会場は渋谷区氷川区民会館です

前半 演題と発表者 演題 作品研究「茨海小学校」―宮沢賢治先生と狐の学校― 山崎善男(やまざき・よしお)氏
 前回の研究発表は2012年12月に、『「月夜のけだもの」から賢治の動物童話の特徴を探る』というタイトルで発表しました。内容のひとつは、賢治の童話に登場する動物の2足歩行についての話でした。例として色々な童話を取り上げましたが、失念していた作品が、「茨海小学校」でした。なぜこの作品を忘れてしまったのか、確かに記憶力が良い方ではないのですが、作者の側にも読者の記憶に強く残せないような足りないところがある作品ではないか、という思いもあります。その理由のひとつは、難解な用語や表現が使われていることだと思います。多くの方の読後感は「なんだかわからない」となってしまいます。今回の発表では、難解な語の説明、読んでいて気になるところを、賢治の教師時代のエピソードを交えながらお話しする予定です。ちょっとしたアトラクションも用意しますので、対面でのご参加が可能でしたら会場でご覧頂きたく思います。
(研究会前事務局長)
※会場における対面方式の発表です。

 総 会(事務局・30分程度)

後半 演題と発表者 演題 「銀河鉄道の模型」 外山 正(とやま・ただし)氏
 どなたもご存じの「銀河鉄道の夜」。その作品冒頭に繰り広げられる、アルコールランプ熱源蒸気機関の鉄道模型の話題があります。これについて、いままでずっと深く考えることをしてきませんでした。表現がかなり具体的であるにも関わらず、とりあえずはプロローグ用に用意された「お話」としてのエピソードくらいに思っていました。ところが(経緯を説明すると長くなるので、例会会場で示すとして)結論としては、どうも原作で説明されるとおりの「実物」があったらしいと言うことになります。そこらの具体的な資料を示して話題としてまとめる所存です。先行研究の有無もあまりはっきりしません。今のところ確認できていません。「山猫通信」でも、中途半端に取り上げたのですが、どうも印象が薄いらしく、例会発表としてまとめるべきだとのご意見をちょうだいしました。したがって、内容としてはあまり複雑でなく、三十分程度の紹介とするつもりです
(研究会参与)
※会場における対面方式の発表です。
 

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Posted by 外山正

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