開催日 平成25年12月7日(土) | 開場 13:00 |
会場 渋谷区千駄ヶ谷区民会館 | 開会 13:30 終了予定16:30 |
会場整理費 500円 |
※ 午後時間の開催です。
[box title=”発表者と演題” color=”#a9a9a9″](前半) 栗原 文子 氏賢治とロシア正教会フィールドワーク
現・盛岡ロシア正教会に架かるイコン「主の洗礼」に描かれている”洗礼者のヨハネ”は、賢治15歳の短歌、『ひとびとに おくれてひとり たけたかき 橘川先生野を過ぎりけり、追ひつきおじぎをすれば ふりむける 先生の眼はヨハネのごとし』の”ヨハネ”を彷彿させる。
賢治の行動圏と重なりあうロシア正教会の地、日詰町、盛岡、神田駿河台、山田町、人首町を手がかりに、賢治とロシア正教会の縁と接点に迫る。
(臨床心理士)
(後半) 金子 民雄 氏
宮沢賢治と西域作品の舞台
賢治の、とくに西域を舞台にした詩や童話作品は、とかく彼の仏教説話と重ねた空想の産物と思われがちですが、実はほとんど全て、賢治と同時代かその少し前に、西域各地で発掘調査された報告書を基に描かれたものでした。ですからその資料やら、直接現地を訪れた体験を重ねて、改めて賢治の作品を再検討できたら、あるいはなにか目新しい世界が見えてくるかもしれません。
(歴史学者、専門は中央アジア史、東南アジア史。著書に『山と森の旅 宮沢賢治・童話の舞台』『山と雲の旅 宮沢賢治・童話と詩の舞台』『宮沢賢治と西域幻想』『宮沢賢治の歩いた道』等。)[/box]