12月第307回例会のご案内


開催日 08.gif 令和元年12月7日(土) 開場 08.gif 13:00
会場 08.gif渋谷区千駄ヶ谷区民会館 開会 08.gif 13:30 終了予定16:45
会場整理費 08.gif 500円

※ 午後時間の開催です。
[box title=”発表者と演題” color=”#a9a9a9″](前半)08.gif  伊藤 雅子(いとうまさこ)氏
裏読み「土神ときつね」
  ―女難の始まり―

 本作は女の樺の木に恋した土神が、恋敵の狐に嫉妬し無礼に逆上して殺す話。非常に生々しくて、つい賢治が巻き込まれたのではと疑ってしまう。
 土神と狐を賢治の分身とみる説がある。筆者はそれにとどまらず樺の木にも賢治の影が濃いと感じる。たとえば花巻高女同窓生の間で良縁と認識されたはず。嫉妬の火花が散ったとしてもおかしくない。
 土神をドジンと発音したときの駄洒落、創作メモ、執筆年代を考え合わせると、某女の存在に気づく、樺の木と土神と狐は、某女の性格を三分割し、賢治の性格を混ぜて三者の個性とし、関係者をぼかしたうえで、横恋慕による破局を描いたのでは?以上の仮説のもと本作内外を検討したい。
 (会員)


(後半)08.gif  萩原 昌好(はぎわらまさよし)氏
羅須地人協会の頃の賢治

 発表趣旨
(1)なぜ羅須地人協会へ移ったのか。
  宗教的動機
  父からの脱出
(2)「農民芸術概論」と地人への道
(3)新たな在家仏教信仰者として
  国柱会から新信行へ
(4)河口慧海の「在家仏教」論
(5)高瀬 露と伊藤チヱ
 以上の五点から、彼の言う「修羅の成仏」への過程を再検討する。
 (埼玉大学名誉教授・会員)

[note color=”ffdead”]プロジェクター使用=無し(型番) スピーカー使用=無し [/note][/box]
編集

Posted by 外山正

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