開催日 平成25年12月7日(土) | 開場 13:00 |
会場 渋谷区千駄ヶ谷区民会館 | 開会 13:30 終了予定16:30 |
会場整理費 500円 |
※ 午後時間の開催です。
[box title=”発表者と演題” color=”#c0c0c0″](前半) 外山 正 氏「月夜のでんしんばしら」行進曲とその周辺 ―おかしな賢治のおかしな感じ―
年若い時分、特に子供の頃は感受性が豊かであり、例えば賢治作品に対しても感度が高かったと記憶しています。それはとても貴重な蜜月の期間だったのです。一方 、これらの反応を自分自身で相対化し、第三者に伝える能力においては経験の占める割合が大きいと思いますから若干の時間の経過が必要です。
今回の発表はそれらの関係を意識したものです。賢治と関わる様になってそろそろ四十年が経ちますので 、自分としてはもうあまり新しい発見は出てこないのかなと思っています。ここら辺で区切りと思った時点でのお話として、再構成したいという気持ちです。
(宮沢賢治研究会会長)
(後半) 小川 智代 氏 彩木 香里 氏
賢治童話と《ものがたり表現》と舞台公演
ものがたりグループ☆ポランの会では、筑摩書房『新修 宮沢賢治全集』をテキストとして、一言一句変えず、一人が一話語る<ひとり語り>を中心に複数人による<語り合せ>も含め、一年に一回、上演しております。同じ作品でも、語り手が変われば物語の構成・演出が変わるのも特徴の一つです。9年目となる今年は、5月に総て<ひとり語り>による10作品を上演しました。その中から、初上演の「毒もみのすきな署長さん」と<語り合せ>によって以前一度上演され二度目となる「月夜のけだもの」の2作品を中心に、作品選びから、物語の解釈、構成、表現、語り手との融合など、どのような過程と稽古を経て上演されるかをお話させていただきます。
(声優、ものがたりグループ☆ポランの会主宰。)[/box]