2月333回例会のご案内

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※ 前後半共々会場対面の予定です。リモート配信はあります。会場は氷川区民会館
です

前半 演題と発表者 演題 「18歳の法華経との出会い、そして3つの物語」 大角 修(おおかど・おさむ)氏
 賢治は18歳の大正3年(1914)9月に「島地大等編『漢和対照 妙法蓮華経』を読み、からだがふるえるほど感動したという。
 それはどういうことだったのかを生家の宗旨(真宗大谷派)と島地の法華経から考えてみます。
 その後、賢治は詩や童話に法華経を秘かに沈め置いています。その例として「フランドン農学校の豚」「なめとこ山の熊」「銀河鉄道の夜」のラストシーンを取り上げます。それは賢治の作品に見られるパターンのひとつであり、娑婆即寂光の物語であると思われます。
(研究会役員)
※会場における対面による発表+リモート配信。

後半 演題と発表者 演題 民俗学者としての宮沢賢治 岡村民夫(おかむら・たみお)氏
 宮沢賢治の民俗学者的側面について紹介・考察します。『宮沢賢治論 心象の大地へ』(2020年)、「宮沢賢治と遠野物語的世界」(『現代思想』総特集・遠野物語を読む、2022年6月)、「『竜と詩人』小論 詩から「設計」への転回を海蝕洞窟に見る」(『賢治学』2020年6月)に書いたこととかなり重複しますが、フィールドワークという次元でまとめたいと思います。また、紙媒体では制約した映像資料や宮沢本家文書を呈示します。具体的には、ザシキワラシ、巨人、竜神、雷神、修験道といった事項や、海、川、野、山といった環境が話題となる予定です。
法政大学教授(表象文化論、場所論)
※会場における対面による発表+リモート配信。
 

■リモート例会のお申し込みについて/コロナ下における例会開催についての説明

Posted by 外山正

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