8月第270回例会のご案内

開催日 08.gif 平成25年7月7日(土) 開場 08.gif 17:30
会場 08.gif渋谷区千駄ヶ谷区民会館 開会 08.gif 18:00 終了予定21:00
会場整理費 08.gif 500円

※ 夜時間の開催です。

[box title=”発表者と演題” color=”#c0c0c0″](前半)08.gif  佐藤 通雅 氏
「鹿踊りのはじまり」と「水仙月の四日」

『注文の多い料理店』には9篇の童話が収録されています。それらのうち、とりわけ完成度の高いものと評価されてきたのは、「水仙月の四日」と「鹿踊りのはじまり」です。しかし、どちらを第一とするかになると、意見が分かれます。たしかに、どちらも甲乙つけがたい傑作。
そこで改めて評価の要点を整理し、かつそれぞれの魅力を考えてみたいと思います。
(歌人、評論家。著書に『宮沢賢治の文学世界―短歌と童話―』『宮沢賢治から〈宮沢賢治〉へ』『宮沢賢治 東北砕石工場技師論』『賢治短歌へ』など。)


(後半)08.gif  五嶋 千夏 氏
「紫紺染について」試論

日本大正期において、山男(山人)と岩手の名産品・紫紺染とは、近代化に対立するものとして一般的に捉えられてきた。しかし、先行論で指摘されてきたように、宮沢賢治の「紫紺染について」は、このような一面的な捉え方をしていない。博覧会や山人研究などの成果なども参考にしつつ、山男、紫紺染の表象の複層性を明らかにしたい。
(会員。愛知県立知立東高等学校教諭。著書に『メタフィクションの圏域』(共著)など。)[/box]

Posted by 外山正

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