12月第272回例会のご案内

開催日 08.gif 平成25年12月7日(土) 開場 08.gif 13:00
会場 08.gif 渋谷区千駄ヶ谷区民会館 開会 08.gif 13:30 終了予定16:30
会場整理費 08.gif 500円

※ 午後時間の開催です。

[box title=”発表者と演題” color=”#a9a9a9″](前半)08.gif  栗原 文子 氏
    賢治とロシア正教会フィールドワーク

  現・盛岡ロシア正教会に架かるイコン「主の洗礼」に描かれている”洗礼者のヨハネ”は、賢治15歳の短歌、『ひとびとに おくれてひとり たけたかき 橘川先生野を過ぎりけり、追ひつきおじぎをすれば ふりむける 先生の眼はヨハネのごとし』の”ヨハネ”を彷彿させる。
  賢治の行動圏と重なりあうロシア正教会の地、日詰町、盛岡、神田駿河台、山田町、人首町を手がかりに、賢治とロシア正教会の縁と接点に迫る。
(臨床心理士)


(後半)08.gif  金子 民雄 氏
    宮沢賢治と西域作品の舞台

  賢治の、とくに西域を舞台にした詩や童話作品は、とかく彼の仏教説話と重ねた空想の産物と思われがちですが、実はほとんど全て、賢治と同時代かその少し前に、西域各地で発掘調査された報告書を基に描かれたものでした。ですからその資料やら、直接現地を訪れた体験を重ねて、改めて賢治の作品を再検討できたら、あるいはなにか目新しい世界が見えてくるかもしれません。
(歴史学者、専門は中央アジア史、東南アジア史。著書に『山と森の旅 宮沢賢治・童話の舞台』『山と雲の旅 宮沢賢治・童話と詩の舞台』『宮沢賢治と西域幻想』『宮沢賢治の歩いた道』等。)[/box]

Posted by 外山正

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